養殖ぶりに、新たな価値を。
~美味しく、健康に~
プレミアムDHAブリとは、DHAの濃度が可食部(背+腹)100g当たり3g以上の養殖ブリで、また弊社独自で厳しい選別基準を設けることにより、より脂の乗った美味しいぶりとなっております。
DHAとは、ドコサヘキサエン酸の略称で、一般的には中性脂肪を下げる効果があるなど、健康面においてさまざまな効果があると言われています。
血液中の中性脂肪を低下させるなどの効果があるDHA(ドコサヘキサエン酸)を可食部(背+腹)100g当たり3g以上の養殖ブリ「プレミアムDHAブリ」を、2016年、高知大学と共同開発することに成功しました。
厚生労働省では、DHAは1日1g以上の摂取を推奨していますが、サプリメントに替えてDHAブリの刺身2切れで推奨値に相当する量を摂取することが出来ます。
尾鷲湾で育てた、健康面の効果を高めた「プレミアムDHAブリ」は、近年、健康志向が高まる消費者の皆様に対し、サプリメントに替わる新たな付加価値食品として提案することが出来ます。
なお、DHAブリの餌の開発は同大学と共同研究し、DHA含有量が増えるよう餌の組成を研究、加えて養殖期間(約1年半)の最終2か月の餌の仕様を変更することで、DHAブリの生産が可能となりましたが、2016年現在、餌の製造方法について同大学とともに特許出願中です。
プレミアムDHAブリ DHAデータ速報
※分析値は可食部全体の値(背+腹)の平均値
分析機関
(注1)厚生労働大臣登録検査機関である、(財)食品分析開発センターSUNATEC
(注2) (財)食品分析センター
開発経緯Ⅰ
弊社における自社養殖事業がスタートしたのは約10年前。
それから10年の時を経て、高知大学と共同研究・開発されたプレミアムDHAぶり。
担当者は言う。構想1日、開発2年。世界的に健康需要が高まる中で、弊社には何ができるのか。
健康市場へのマーケットインとして、自社養殖のぶりに付加価値をつけることはできないか。
そこでマグロ、イワシ、サバなどに加え、養殖ぶりにも多く含まれるDHAに着目しました。
その養殖ぶりのDHA含有量を、現代の養殖技術でさらに増やすことはできないか。
養殖ぶりの長所を伸ばす。そこで生まれたのがプレミアムDHAぶりでした。
開発経緯Ⅱ
スタート当初は、DHA含有量を高めるためのオイルがEP(固形飼料)にうまく馴染まなかったり、給餌の際に浮いてしまうなど、様々な問題点がありました。
そして、養殖ぶりにおいてもさまざまな実績を持つ高知大学にご協力いただき、さまざまな問題点を解決することで2016年12月、ついに世に出回ることになりました。
餌の製法については現在、特許出願中。幸いにも、私たちの新しい試みは、お客様から大変良い評価をいただいています。
そして現在では、より安全性に配慮された藻類オイルを検討するなど、改良に改良を重ね、より良い養殖ぶりの研究を行っています。また、この一連の取り組みは、数々のメディアに取り上げられるようになりました。
お客様からの声
2017年1月現在、販売開始から数ヶ月、お客様からはさまざまな声をいただいています。
例えば量販店においては、バイヤー様から、「店内を見ても青果では一般的なトマトの横には高リコピントマトがある。
健康志向のものと言えば、サプリメント、加工食品など、さまざまな健康食品があるのに対して、水産物ではどうだろう。
プレミアムDHAぶりはまったく新しい試みで、新たな市場開拓のチャンスでもあるため、面白い。」
「また、天然のぶり、養殖のぶり、そこに高付加価値のプレミアムDHAぶりを置くことで差別化にもなる。」
また試食販売を通して消費者様からは、選別をかけている分、「脂がしっかり乗っていて美味しく、なおかつ健康にも良いのは助かる。」など、さまざまな嬉しい評価をいただいております。